親が過保護で子供が「青春」できないのはもどかしいけど、べつにそこで鬱々とするわけでもなく、襖でお芋焼くまでいくと笑えてくる。湿っぽい長回しがなくて超越視点的な編集だからしつこさが脱臼される。お弁当はぎっしり詰まってるけど教室は空っぽ。
篠原涼子の屈託のなさは意外にもリアル。芳根京子さん、この人はナチュラルに嫌味がないな。それが逆に嫌味に見えるということもあるのだろうけど、ここではその才能を遺憾なく発揮している。好きな子に弁当渡せなくて絶望してる横で母親が電話してるのをただ座って待ってることなんてできないよ、ふつう。キャスティング良いよ。
あぁ、そうか、クラスメイトの山谷花純さん、『まともじゃないのは君も一緒』でもクラスメイトだったっけ。
塚本連平・篠原涼子タッグは『アットホームダッド』みてたな。。