大好物のタイムリープものだけど、ピュアで、ストレートすぎるラブストーリー。
サイコやミステリーを見慣れていると、いつ豹変するんだろとか、悪いやつはまだかとか、ついつい構えて見てしまうけど、そういうのは全く無し。
良い子が安心して見られる、
さわやかな映画。
洒落た洋館風なアパート、
シャボン玉、夕焼け、海と
美しい映像にかわいすぎるヒロイン。
心が洗われるよう。
タイムパラドックスを回避する為に走る高橋一生が、かわいかった。
脚本には3人の名前がクレジットされていた。
後でパンフを読むと、男性脚本家が最初に書いて、女性が女性視点でサポートし、最後に監督が、人物に深みを出すように直したと。
見終わって、一緒に観た友が
「良かったけど、もうキュンキュンはしなかったなあ。年かしら」
と言ってたけど、私は実は号泣してた。
いや、高橋一生に自分を重ねて
しまってたよ。
彼が“殻”を破ったのが、嬉しかった。
原作小説は未読だけど、10年前の作品らしい。
映画ならではの表現があるようなので、原作も読んでみようかな。
タイムリープものをするにあたり、監督はタイムリープもののSF映画を30本観たと、パンフにあった。
大好きな「バタフライ・エフェクト」もあげられていたが、対極にあるね。