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ロクサーヌ、ロクサーヌのとぽとぽのレビュー・感想・評価

ロクサーヌ、ロクサーヌ(2018年製作の映画)
3.5
"Take that!"これでもくらえーーーー時は80年代ニューヨーク低所得者向け集合住宅、ここから一人の女性ラッパーの草分け的存在が生まれた。家族、友情、恋愛もあるスター誕生。
自立した強い女性像が時に反骨的に如何なるレッテルもはね除けていく。言葉を吐き出してストリートからのし上がっていく。喩え糞男に手を上げられても彼女は腐ることなく気高く美しい。登場人物の殆どに一度は苛立つ。この生活から抜け出してやる、男共の言いなりになんてならない。ラップが聴きたきゃ先ずは見返りに金か服でも持ってこい。ちなみに本作の主演のシャンテ・アダムズはサンダンス映画祭で審査員特別賞わ獲っています、それほどに気迫の演技・ラップシーン。ヘビーな時もあるけど最後の無邪気な子供のような笑顔に救われる。製作にはロクサーヌ・シャンテだけでなくフォレスト・ウィテカーとファレル・ウィリアムズの名前が。『パティケイク$』を見る前にでもどうぞ。
勝手に関連作→ストリート感のあるスパイク・リー監督作、マハラーシャ・アリ出演作(本作が糞野郎という点で逆に『ムーンライト』『ドリーム Hidden Figures』)
「男なんか待つんじゃない」「まじでムカつく」「やってられるか!」「社会に揉まれて帰ってきた?」
TOMATOMETER73%AUDIENCE64%
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