Narumi

八つのNarumiのレビュー・感想・評価

八つ(2016年製作の映画)
3.5
目を覚ました女は毎日の生活行動を必ず8回ずつ行う。
8回目でアラームを止める、8回手を洗う、8回ベッドシーツを取り替え、卵すら八個を8回叩いて割れなければ気が済まない。

この作品は、極度の強迫性障害を持ち強い不安にかられ執拗に同じ行動を繰り返してしまう女性の一日をノンストップで描く。

何度も強く手や体を荒い、気にしたくないことが気になり、やめたくてもやめられない。
障害を抱えた者の痛切な声がそこにある。
映画作品として美しいというより、障害者のリアリティを伝える、とても意味のある映画だと思う。
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