正直期待してはいなかったんだけど、予想つきそうでイマイチ読めない展開が自分にはすごく刺激的で面白くて見入ってしまった…
ちょっと血なまぐさい感じのカルト映画ですね。
ミッドサマーとNOOP、アンテベラム当たりをミックスしたような…
小さな故郷の村“バクラウ”で生まれ育ったテレサは、長老の死を聞きつけて再び故郷に出戻ってきた。その日から、貯水タンクに穴を空けられ、死人が出、村ではおかしな異変が起こり始める。
序盤は穏やかな村の様子を見させられてドキュメンタリー風なのですが中盤辺りから不意にあれ?まさかSF?って感じの仄めかしを出してきます。
最終的にはSFではなく、なるほど、政治と人為の圧力に強火で抵抗するカルト映画か…となるのですがこんな良くも悪くもこんな素朴で平和なバクラウ民に太刀打ちできるの!?どうなってしまうの!?と見くびっていた所を思いがけぬギャップにやられ、なにこれええやんか…となってしまったのでした。
面白いのがほぼほぼ主人公という枠がおらず、バクラウ民か、そうじゃないかくらいのポジション分けになっていくところですね。
一応テレサが帰省するところがスタートなのですがテレサは主人公!ってほど主張がありません。
そして、バクラウの記念資料館がまさかのブラフだったなんて!!!!あそこの回収でやられた〜と思いました。
久々に面白いものを見た…個人的にとても好きな映画です。