都麦

いつか輝いていた彼女はの都麦のレビュー・感想・評価

いつか輝いていた彼女は(2018年製作の映画)
3.2
毎日clip眺めてるのにどう頑張っても映画が観れない俺、4月ようやく2本目……[35分]という尺に惹かれてなんとか……。ガチ映画観たい(T ^ T)

暗転からの音の入り「オォ〜」とおもったけどmoosiclabなのね。なんか納得。めっちゃmoosiclabぽい。好きそう。

途中まで脚本が本当にめっちゃ良くて感激してたんだけど教室で歌い始めた瞬間萎えてしまった。あと屋上シーンとライブシーンも。やはり映画って音だね。自主映画って音に出るね……。てか人間って思ってる以上に聴覚に頼ってるよね……。自戒を込めて……。

女子高生の醜いプライド。きっとみんな、みんなのこと嫌いってわけじゃない。でもみんなのことが嫌い。わかる、それ、女子高生じゃなくてもあるよ。みんなある。将来が見えない人間、みんなその感情を持ってる。何もかも持ってる茜が何も得ようとしていないことにきっとみんな安心してる。これは表面的にはマホと茜の物語だけど、本当は、マホでも茜でもない「輝いていた彼女」“じゃない側”のお話。何者にもなれない人間たちのどうでも良い群像劇。どう足掻いても才能が得られるわけじゃない、結果は変わらない人間たちの話。

いや正直めっちゃ良かった。めっちゃ良かったんだけど『ブルートピア』もここまでいけたんじゃないのと思う。いやこの最後の1歩が大変なんだけど、俺、頑張ろうとおもう。

この監督すげー。濱口竜介が俺の178歩先なら、この人は俺の24歩先って感じ。

○日記
明日企業研究プレゼンの日。20:00以降社用PC触ったら「残業し過ぎなんちゃう?」と怒られる最悪なホワイト企業システムで何もできないので、かと言って映画を観る気にもなれず飯も空気になれず、風呂溜めて35分の自主映画を観た。あーこのままもう一本行けるかな、と思ったけど研究進めなきゃ……。
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