がく

告白小説、その結末のがくのレビュー・感想・評価

告白小説、その結末(2017年製作の映画)
4.5
デルフィーヌにとってのエマが、エルだったんじゃないか。
もちろん他人かもしれないけど、エルを誰か他人が確実に見たというカットがあっただろうか。
エルはデルフィーヌの妄想の中の友達。唯一自分の本質をわかってくれている存在であり、自分が見たくないような部分をさらけ出させようとしてくる相手なのではないか。
きっとエルなんて存在してないと思った。
それに観客もデルフィーヌも騙されているのではなかろうか。
さすがポランスキーといった作品である。
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