なやら

箱根山のなやらのレビュー・感想・評価

箱根山(1962年製作の映画)
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冒頭からスゴい。室内シーンのカメラ位置がヤバくて興奮。あと空撮や爆破から狭路のバスチェイスみたいなのもあって金掛けてんなーって感じ。
本編に入ってからは、ひょうひょうと予定調和をうっちゃるような川島のユニークな語り口がキマり出す。なんて事のない話なのに、終始「おれは何を観てるんだろう」みたいな不確かさがつきまとってきてタマラン。ラストの非凡さ好き。なんでそんな風になるんだって感じ笑。
星由里子もキュート。カウンターで腕立てする所の挙動がかわいくて惚れた。加山雄三との掛け合いもばっちり。インテリ×おてんばってイイよなー。
当時の開発戦争の感じも面白く観た。ナントモ景気いい話ですよ。『特急にっぽん』に続いて川島×獅子文六のコンビはなかなかアツい!
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