まつ

チワワちゃんのまつのレビュー・感想・評価

チワワちゃん(2018年製作の映画)
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5/28

青春自爆テロ的作品。

まず、映画内の世界があまりにも美しく妖艶。
全ての物や人に思わず惹き込まれていく。
あんな素敵な世界が広がっている世界に
行きたいとも思えた。一昔前の青春映画のようなハリウッド映画のような大胆さや繊細さがある。

1人の友人の死から
自分達の過去を見つめていくストーリー。
色んな人のフィルターからチワワちゃんを
見ることで人間の多重人格感が伺えた。
人との出会いや繋がりがきっかけで
人間というのは全て変わってしまう。
過去さえ否定してしまう程の強さがある。
それでも最後の最期に見たチワワちゃんが
顔色がいい姿だったのは救いだったのかなと思う。

そして
人間の持っている感情は暴力的だと感じた。
愛も恋も金も妬み嫉み恨みもSEXも全てが暴力的で魅力的で。
若さがそれをもっと暴力的に魅力的にさせている。
青春の自爆テロというのは凄く当てはまる。
そんな暴力的な出会い方や愛し方をした彼たちは今を生きていた。
まつ

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