おーしゃん

ラスト・ウォリアー 最強騎馬民族スキタイを継ぐ者のおーしゃんのレビュー・感想・評価

4.5
中世ロシアが舞台
殺し屋一族に妻子を攫われた主人公と、その殺し屋一族から裏切られた1人の殺し屋
主人公の妻子を取り戻すため、敵対する2人が旅に出る、という話

なぜ主人公の妻子が攫われたのかというサスペンス感(薄々分かるけど)、反目し合う2人のバディ感、その2人の気持ちが近づいていくロードムービー感、登場人物達の心を支える宗教観、視点のコロコロ変わるアクション演出、首・手・脚の吹き飛ぶグロさ、そして、ちょいちょい見せてくるB級感…様々な要素をしっかりと味わえる「男の子映画」

終盤に出てくる「本当は神じゃなく人次第なんだ」というセリフにめちゃくちゃシビれる一方で、それゆえの恐ろしくも悲しい結末……カッコよすぎて泣いた