キャサ丸

氷上の王、ジョン・カリーのキャサ丸のレビュー・感想・評価

氷上の王、ジョン・カリー(2018年製作の映画)
4.2
20190612 KBCシネマ
ジョン・カリーの演技は今まで見たことがなくて行ったら、冒頭の映像からハートを持っていかれた…!
古い映像でも息を飲む美しさの演技ばかり。あれは姿勢というか、身体の使い方なんだろうか、たぶんどこを撮ってもきれいに撮れそう。「牧神の午後」と「バーン」が印象に残ったなー。それとイーグルの美しさよ…!
作中で誰かがジョンを演じるということはなく、本人映像と音声、お手紙が中心に構成されていて、家族や友人たちがジョンを語るドキュメンタリーとして素晴らしい作品。セクシュアリティにもかなり踏み込んだ作品で、現代のスケーターでLGBTアクティビストのジョニー・ウィアーが出演。ラストの語りは泣きそうになった。
技術(芸術性)だけではなく、色んなことが現在のフィギュアスケートにしっかりと繋がっているのね…
スケオタだけじゃなくてバレエや演劇が好きな人も楽しめそう。
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