このレビューはネタバレを含みます
小粒だと良質かな？と勝手に思い込んで観てきました。
●かに
・カニの擬人化という発想は新鮮で良かったです。
・兄妹かわいい。お兄ちゃんの表情がよい。
・水面の描写がCGCGしててちょっと…と思ったけど…まあ動画だと大変だよね…。
・リアルカニも居るんかい…！（ツッコミ） キティちゃんが猫飼ってるみたいな感じがしたので、あそこは別の生き物の方が良かったかと。
・喋らないことで分かりにくい部分もあったので、別に喋っても良かったかと。母ちゃん天に召されたと思ったよ。そこはちゃんと観てる人に分かってもらうべき。
・なんで妖精の羽を父ちゃんの印と認識したのかもよく分からなかった。二回見たら分かるのかな。
●たまご
・アレルギーに取材したのは斬新で良かったです。
・生きづらさの描き方が巧みでよく伝わってきました。
・アイス食べちゃった後にお薬持って外へ走ったのはどうしてなのかがよく分かりませんでした。
・タイトルのサムライという言葉との結びつきはちょっと弱い気が。野球と関係しているのかな？最後にタマゴにサムライを描く動機がはっきり分かると説得力があったのになあ、と。
●透明人間
・「動きの面白さ」としては一番面白くできていたかと。
・アドバルーンに攫われるアクションなんかは脱帽でした。
・重いものを持たなければならない理由が中盤で分かるのが良かった。透明だから軽いんだ…！
・透明人間のお食事シーンをどうアニメで処理するのかハラハラして観ましたが、上手に処理していましたね。（口以降は消えるんですね）
・おそらくここで描かれている主人公というのは、本当に透明で困っているリアルな透明人間ではなく、寓意というか象徴的な存在なんでしょうね（そうでなかったらどうやって給料もらってるんだ、という話になるので）。たぶん…。
…そう思っていいのかな？どうなのかな？と迷った感じもあったので、そうならそうとはっきり描いてもよかったのかなと。
●つなぎの部分（冒頭＋エンディング含め）
いっ（溜め）らない！蛇足！本編台無し！情緒ぶっとぶ!!
歌っているカエラちゃんには申し訳ないけどいらない！
本編のラフでも入れた方が、よっぽど映画全体を大事にできたと思うのに…ああもう。何やってるのか。憤懣やるかたない。
作品をもう少し大事にしてくれと。
以上、全体的にはどれも「練習作」という印象が強かった。各作品に携わった方々のステップアップに繋がることを祈っております。
