このレビューはネタバレを含みます
呪われた聖剣の内容がこれだと思ってた。イメージ的に呪われた聖剣が仲間割れする話っぽいんだよな。楽しげなポスターとふざけたタイトルからこんなドロドロ仲間割れ映画が出来上がるとは思わんやろ。
ずっと暗いし、ギスギスしてるし、キメのシーンは一味よりゲストキャラにばかりスポット当たるし、見てて楽しい映画じゃないけど、ただまぁボロクソ貶すほど面白くないわけでもない……そんな作品。
ワンピース映画的にありがちなお話ではないので途中でだるくなったりとかは意外とない。バトル面でも、めちゃくちゃ苦戦してるのに敵が能力者じゃないってのはびっくりポイント。オマツリ男爵は過去話と今の行動に違和感がなく声もいいのでそんなに嫌いじゃないです。お茶の間海賊団もチョビヒゲ海賊団も頑張ってたし、ゲストキャラは割とよかったな。お茶の間海賊団の女の子の演技からは猛烈に細田守を感じてふふってなった。
こんな話をワンピースでやる意味はあるのか?と捉えるか、この話をワンピースでやるのは意欲作だ、と捉えるかによって評価が真っ二つに割れそう。……でもそれは大人の意見であって、子供が映画館に行ってこれを見たらどう思うのかと。この映画、映画館で観たはずなのに今見返すまで殆ど記憶に残ってなかった。ただ……これ以降ワンピースの映画観に行かなくなったような気がするんだよな……