2021年劇場11作目。本屋大賞常連塩田武士の作品ということでちゃんと原作を読み、公開初日朝一で娘と見てみた。え、でもなんでこんなに違うの？という感じ。原作にあるウイットに富んだ大泉洋のセリフがない。大泉洋を意識した作者の意図が伝わらない。城島咲の犯罪もどうだろう？大泉洋の万引きした奥さんも出てこないし、大泉洋の生い立ちと父親からの手紙もない。2時間の映画だからしかたないのかもしれないが個人的には「罪の声」のほうがずっと良かった。以前櫻井君の「神様のカルテ」の映画にがっかりしたが、先日テレビ東京でやった福士蒼汰のドラマは素晴らしかった。ぜひ、TVドラマでもう一度原作通りにやってほしい。せっかくいい作品なのに。
