通り雨

騙し絵の牙の通り雨のネタバレレビュー・内容・結末

騙し絵の牙(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

思ったよりも騙し合い感は少なく、どちらかと言うと企業内での人間模様を描いているイメージが強かった。

これを観た後に騙し絵(多義図形)を見たくなってネットで調べた。子供から大人まで直感的に楽しめる芸術。そんな言葉に+牙。牙を噛む、研ぐ、剥く、鳴らす。どの慣用句も自分以外の相手を想定して使用する言葉。人が生み出した良作(書籍や芸術品等)が、巨大な渦のように周囲を巻き込み、熱狂させる。次第に登場人物がお互いに牙を隠していたのが分かる。

紙媒体はデジタル版の台頭により衰退の一途を辿るとしても、個人的には紙の本も買いたい。
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