CHINOT

騙し絵の牙のCHINOTのネタバレレビュー・内容・結末

騙し絵の牙(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

本屋で働いている立場で観たので
色々と面白かったし
画面に映る本のタイトルがいちいち気になって
時々巻き戻したりもしたり。

書店や出版社の少し専門的な部分が
他の人が見て分かるのかなとも少し思ったり。

たとえば絵本を探す親子のシーンで
店主が言う「明日届きます」の一言。

書店で注文をすると、問屋にあっても
地域によるが5日〜7日、出版社から注文だと2週間は本来はかかる。
大体のものが2日以内に届く
Amazonのお急ぎ便になんて到底敵わない。

それでも明日届きますと言った、あの一言はただただ店主の愛だと思う。
他の店から買えば儲けなんてない。

それでも本を待つお客さんに何とかかしてあげたいと、喜んで欲しいと、そう思う店主の愛。

そんな細かなところが印象に残った。

個人的にはめちゃくちゃ観入った。
書店員意外と話題作読んでないあるあるに
当てはまる側の書店員なので
いまから原作読みます。
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