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旅のおわり世界のはじまりの8gのネタバレレビュー・内容・結末

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「日本とウズベキスタンの国交樹立25周年、及びナヴォイ劇場完成70周年記念の国際共同製作作品」、なんですね、

ウズベキスタンを旅行した時の記憶を重ね合わせながら鑑賞、ちょっと恥ずいけど自分語り多めのクサい感想

ストーリーそのものにいろいろツッコミどころはあって引っかかるけどフィクションだしねと目をつむる、
それすら無ければより見やすいと思うんだけどな〜と、ちょっと惜しい気持ち

ウズル(ごめんなさい)とラフマット(ありがとう)だけ聞き取れる

自分が旅行中に体感したことを思い出して笑ってしまうシーンが何個かあった
女1人で夜買い出し行って街頭の無い道の暗さがなんか怖くてダッシュで宿まで帰還するとかw
地下鉄の暗くて広い意味わからん空間とか
車の切れ間を見計らって道路横断するのとか
猫かわいい〜とか肉売り場すげ〜とか

現地だと東洋人ってやっぱり浮くんかな、
(チケット売り場のおばちゃんに「おしん!」って言われたり、バザールの精肉屋のにいちゃんに「シンジカガワ!」って呼び止められたり、現地の中学生に「アンニョン!」って挨拶されたり、写真をお願いされたりした)
なんとなくウズベキスタン人目線で主人公を眺められたの面白かったかも

あの遊具何回も乗ったあっちゃんすごいね、、、笑
止め方もすげーな笑

そういえば、周囲全て海に囲まれた日本と、海に面した場所が一切無い二重内陸国のウズベキスタンは、全く正反対の性質の国なんだなァ
(海に行くためには国境を二つ超えなければならない、世界で二つしかない二重内陸国の内の一つがウズベキスタンらしい)
正反対の国だけど俺たち珍しい地形の国です!っていうことを共通点?に感じたり

海なんて私の住む街から車を数十分走らせれば見られる光景だけど、あちらの人は一生見られない光景かもね
反対に、あのだだっ広い平野と野山とそこに放たれてる動物とか、乾燥した砂っぽい空気とか、何にも遮られず純粋に肌を照らすような太陽の日差しと、それに打って変わってサラサラとした冷えた夜の空気とかは、あっちじゃ無いと体感できないね、それだけでなんか面白いね

第一公用語ウズベク語、第二公用語ロシア語だから街中に英語表記すらほとんど無いし、ロシア語まじで意味わかんねーし、全部日本と違う

番組P?の、ぶつくさ言いながらゴミ蹴ったり、金出して解決しようとする悪態に笑っちゃったけど、こっちの当たり前があっちではそうじゃないのも、これだけ環境が違えばそらそーよなって感じ


加瀬亮かっこいい〜と言いながら眺める
柄本時生かわいいな〜
染谷将太おもろいな〜
仲直り早〜〜〜
俳優陣みな絶妙な雰囲気で好き

やりたく無いことも以外と未来に繋がっていたりするんだろうか?

ナヴォイ劇場、懐かしい、
この建物の壁に、建築に携わった捕虜の旧日本軍の兵士の功績が、日本語で刻まれてんの、すごくね?
ちょー昔の同郷の人たちが、こーんな離れた意味わからん言葉の土地で、捕虜であるのに真面目に働いた結果が今でも讃えられてんの、すげーなって純粋に思った
日本の誇りだねと、当時この地で頑張っていた日本人の方々に想いを馳せた
私の中にそんな愛国心があるとは思ってなかったので少し吃驚した
実はタシケント回るとこないな〜と思いつつ、たまたま通りかかったから散策してみたけど、雰囲気に圧倒されたし、何か心に来るものがあった
中入れてないので内装を映像で見れて嬉しい、各都市の伝統を使った装飾?がされているんですねぇ〜素敵や

映画内には映りきってないくらいにウズベキスタン素敵な国だったよ
映画内では名前しか出てないけどヒヴァとか(タシケントがこっちでいう東京ならヒヴァは京都って感じ?)

人優しいし、飯うまいし、建物綺麗だし、割と平和な雰囲気だし、芝生に水撒きすぎだし、また行きたいな
昔よりもはるかに行きやすくなったらしいので興味のある人は行ってほしい!
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