事前に見た高評価に期待しすぎてしまった部分もあるけど、思ったよりがっつり子供向けの表現や構成だった。
の、割には絵柄や作品テイストと比較して割とハードな内容。
「両親がまだ居るように思える」というシークエンスの為にはウリ坊たちの存在が要るのは分からなくはないけど、両親を死に追いやった人が家族でお客さんとして…という重すぎる展開と幽霊たちとのコミカルなやりとりがギャップがありすぎあまりしっくり来なかった印象。その運転手を赦し、若女将の立場でお客さんとして迎え入れるって12歳の女の子にとってどれだけ苦痛か、それをおっこの成長として捉えるにはわたしは大人になりすぎているのかもしれない。つらい。
12歳の女の子が急に両親とも亡くして急に替わる生活環境にもへこたれず祖母の旅館を継ぐという将来を課せられそれでも前向きひたむきに頑張る爛漫なおっこの姿は
リアリティがないのに重すぎて、ファンタジーにも寄り切れない感じでした。
星蘭ちゃんの演技はとても良かった。年齢も近いし純朴な声色がおっこに合ってた。
あとアニメーションとしてのクオリティが高かった。
