児童文学が原作という事とポスターの絵柄的に全く観る気は無かったのですが監督がスタジオジブリの天才アニメーターであり「茄子 アンダルシアの夏」の高坂希太郎であり脚本が傑作を連発する吉田玲子と知って急遽鑑賞。
これは完全にやられました。
何回か泣きました。ナーメテーター案件です。
とにかく動きが気持ちいいのと日本特有の死生観であったり仕事に対する心構えや所作の美しさを押し付けがましくなくアニメーションで表現しているのが素晴らしいです。
原作的にも「千と千尋の神隠し」はモチーフにはあると思いますがアニメ化に際してベストの監督に当たったと思います。
主人公のおっこがとにかくキュートで頑張り屋で応援したくなります。やはりこういう主人公がいいですね。
今年の映画のベストガールに選びたいくらいです。
人気子役の小林星蘭が声を当てているのですがメチャクチャ上手いです。
本職の方かと思っていました。
ライバルキャラのピンフリこと真月も素晴らしい。理想のライバルキャラです。
登場人物全てが好きになりますし、ラストの悲しみの中の多幸感は凄いです。
エンドロール中ずっと泣いていました。
実は観客が僕1人だったのですが、もっともっと多くの人に観て欲しい素晴らしい作品でした。
