このレビューはネタバレを含みます
映画館で鑑賞。
とにかく勇気をくれた映画。
前情報もなにもなく見たので最初の展開に食べていたポップコーンが一瞬止まった。
23歳、私自身子供がいる訳ではないけど親目線でみてしまって、おっこは両親の死という悲痛な境遇にも関わらず、ひたむきに弱みを一切見せることなく若女将として葛藤と成長の中で明るく振る舞う姿に、｢もっと弱くてもいいんだよ｣と抱きしめたくなるくらい愛おしかった。
だからこそ事故、トラウマのシーンが妙にリアルで胸が傷んだし、今まで明るく振舞ってた分、両親の死を受け入れた時の本音と、若女将として生きると決めた潔のいい表情に涙が止まらなかった。
ピンフリは実際相当努力してるだろうし、すごく女将であることに対して誠実でまっすぐで全然憎めなかった。
正直できすぎた小学生だけど映画ということを加味して、年の離れた友達というのも素敵だし、幽霊の友達、そして別れ。
全てが綺麗でコンパクトな人間模様が描かれているので見やすかった。
メガネの歪みまでしっかり描かれているくらい繊細。
ぜひオススメしたいアニメ映画。
鈴鬼、うちにきてほしいなぁ。（笑）
