入りから早い段階で落とされただけに、おっこが旅館を手伝うと決まってウリ坊がやったーと屋根を突き抜けて飛び上がる場面で早くも涙腺決壊。アニメでしか成し得ない感情表現。
そこからはもう画面に何が映ってもダメで、エンドロールまでひたすら涙を垂れ流し続けていた。
悪者がいない世界観やリアリティ的な問題は、フィクションだし児童書だし映画なんだから良いんですよ。無視。
ある種ホラーっぽい不穏さもあった。おっこの底抜けな明るさと、ふとした時に現れる両親の幻想・その安らぎ。両者が混ざり合っていない感じが本当に恐ろしくて、それ故に泣ける。
