福井康之

若おかみは小学生!の福井康之のレビュー・感想・評価

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)
4.5
タイトルだけは知ってたけど、内容は全然で、なんで小学生が若女将?て思ってたくらい知らない。

「花の湯温泉のお湯は誰も拒まない、動物も人間も…」
「"みんな受け入れる"でしょ?」

とにかく、よかった。

「なんで、あんなやつのために?」

交通事故で両親を亡くした織子は祖母が女将を務める春の屋旅館で生活を始めるが、そこで幽霊に出会う。祖母の峰子を見守る幼馴染みのウリ坊、秋好旅館の一人娘である秋野真月が産まれる前に亡くなった姉の美陽、そして春の屋の納屋で封印されていた小鬼の鈴鬼

「もっと普通のお客さんならよかった。」
「普通なんて曖昧な物差しでお客様を計ったらいけないよ!」

半ば成り行きで若おかみとして旅館を手伝うことになった織子はある日、学校帰りに宿を探している親子に出会う

「バカおかみ!」
「ピンふり!」

お客様をもてなしながら、成長していく織子だったが、春の屋旅館も若おかみも有名になりはじめ、織子と真月が神楽の練習にと忙しくなっていくなか…とある1組の家族が春の屋旅館へやってくる

「つぶれる旅館が出るなんて、花の湯温泉の恥だわ!」

若おかみの健気な姿がとにかくいいんですけど、最後がねぇ…そうくるとは、いやはや危うく泣きそうになりました。

「私はここの…春の屋の若おかみです!」
福井康之

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