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軽い男じゃないのよのNULのレビュー・感想・評価

軽い男じゃないのよ(2018年製作の映画)
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最近、今まで女性に言わない方が良いとされてきた言葉は本来誰にでも言わない方がいいんじゃないのか?というのを見てハッとした。
無遠慮な外見への揶揄で少しずつ心が擦り減っていく感じ、それを言葉に出すとネタの通じない大袈裟でヒステリックな女だとレッテルを貼られる、普段感じてるそういうモヤモヤが描かれていて良かった
看板の男性像、重労働者の性別の偏り

バイアスはどこにでも誰にでもある
「女性差別なんてない、だって優遇されてるじゃないか」
冷静に考えて欲しい、10人のうち6:4に分かれただけでそこにはマジョリティ側のバイアスがかかる。
今の社会の仕組みを牛耳ってるのは9割が男性で、偏りが出ないわけがない。
この映画のように男女が逆転しても一緒。
それを頑なに認めない方がむしろ不自然で、その偏りの現実を直視して考え続けなければ変わらないと思う。
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