モンタナ州の小さな町グリーンヒルズ。ここで保安官補として働くトムは、ある日物置小屋に現れた青いハリネズミと遭遇。喋りだしたら止まらない、しかも音速で疾走するこのハリネズミ、実は宇宙からやってきた生命体で名はソニック。政府の看板を背負った悪辣な科学者ロボトニックに追われる身であった…
「ソニック・ザ・ムービー」吹替版。
以下、ネタバレ・キング
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ゲームとは完全に無縁な人生を送ってきた俺。これまで自宅にゲーム機があった試しがない。アーケードも、一部のシューティングものしか知らない人間だ。ゆえにソニックがセガのゲームキャラであるという知識はあるものの、プレイしたことなんか1度もない。
と、そんな俺が言っても説得力がないんだけど、この映画化作品はかなり上手くいってるなぁという印象を受けました。単に動くソニックが可愛いってのもあるんだけど、その理由は２つ。
まず、王道のバディピクチャーである点。ソニックとトムが、出会ったことで互いに変化するサマはベタなんだけど、だからこそ安心感があり、何の違和感もなく受け入れられます。
もう一つは、ジム・キャリー効果。彼が演じるロボトニックが1人研究に没頭しているシーンの1人芝居、あの動き…めちゃめちゃ懐かしかったのと同時に、大いに笑えました。このエキセントリックな役に、もはやピークも下り坂な彼を起用したのは大正解。ある程度トシがいった観客にも受けるでしょうしね。もちろん山ちゃんの吹替も絶品です。
地球で孤独に生きて10年、それでもアメリカンカルチャーにどっぷり浸かり、キアヌに憧れてドゥエイン・ジョンソンが大統領になると思っているこの青いハリネズミ、ぜひ友達になりたいよね^_^ 下ネタのない「Ted」、騒々しい「パディントン」とも言えるソニック、大好きになりました〜
