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翔んで埼玉のqpのレビュー・感想・評価

翔んで埼玉(2018年製作の映画)
3.0
 東京都民に埼玉県民が冷遇される社会で、東京の名門高校に麻美が転校してきます。麻美が埼玉県民とばれ、麻美に惹かれた生徒会長の壇之浦と埼玉へと逃れようとするが、という話です。

 通行手形や住む場所など最初から東京へのリスペクトと埼玉の下げ方が激しいです。東京のどこの空気かを当てる問題は面白く、冷静に考えると埼玉県民の方が正解できそうだと思います。埼玉県民というだけで草加せんべいを踏ませる方も踏めない方も笑えます。

 後半は埼玉だけの話でなくなるのが予想外です。千葉や茨城などそれぞれの形で絡んできます。しかも、千葉vs埼玉というより同等の争いになっていくのも面白いです。現実的に考えると埼玉県民、千葉県民が東京に入れないと東京も回らないんですけどね。

 コスチュームやカツラが必要だったのか疑問でした。そういう喜劇なのですが、埼玉県を中心としたそれぞれの都道府県をいじるというところに焦点を置いてもよかったなと思いました。
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