ジョニー・トー版の麻薬戦争銃撃戦の基本設定と名場面を抑えつつ、韓国映画ならではの肉弾戦と黒幕の一本化で時間は伸びたのにスリムで、それでいて胸糞な快作に。特にオリジナルで途中から出てくる黒幕7人をイ先生という1人のキャラにして、最初から彼が目的だと明示したことでストーリーが非常にすっきりした。その結果としてオリジナルであった場面の意味が変わり、大きく変わったラストにも納得でき、そして信念を持つに足る社会なのか、内省が迫られる。リメイクとしては大成功だと思います。
この社会を信じられるか「毒戦 BELIEVER」感想
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