ゆかち

ビリーブ 未来への大逆転のゆかちのレビュー・感想・評価

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)
5.0
素晴らしすぎて大号泣した。
ラストの弁論、かっこよすぎて涙止まらなかった。「絶対」という強い意志、熱意ってこんなにも人の感情を揺さぶる。
裁判所のシーンはもちろん泣けたのだけど、エピローグ読んでも泣けたし、最後フェリシティ・ジョーンズからルース・ギンズバーグ本人に変わったのも本当に泣けた…。終盤、延々と感動の涙。


素晴らしすぎる実話。
ぜひ皆様にも観て頂きたい。

まだ女性軽視、差別が色濃く残っていた時代。絶対に負けると言われていた裁判に立ち向かった女性ルース・ギンズバーグ。
法律を変える。誰が聞いても簡単な事じゃない。男性だらけの社会で浮いた目で見られる。今聞いたら絶対におかしい法律。「差別問題」に真っ向から挑んだルース。


未来のために、子どもたちのために、すべての人のために……
「女」とか「男」とか自分の意思で選んだのではない。女が家事育児をする、男が働き稼ぐ。なぜ性別に捕らわれなければならないのか??
大昔に縛られていた固定観念がたくさんの法律に自然と組み込まれていたのが恐ろしいです。

ルースひとつひとつの言葉がとても刺さりました。彼女が法科大学に入った頃は女性用トイレすらなかった。女性が法律について学ぶ、法廷に立つなんて考えられていなかったからです。
今までも性差別の法律に立ち向かった方はたくさんいる。でもどれも敗訴で終わっている。
法律が時代遅れになる前に新しい先例をと訴えるルース…本当にかっこよかった。


彼女は85歳まで連邦最高裁判事として働いていたそうです。最高齢の最高裁判事。かっこよすぎではありませんか?
たくさんの人を守り、様々な法律と向き合ってきた。
彼女がいなかったら未来はどうなっていたんだろう。

本当に、何度でも聞き返したい素晴らしい弁論でした!!
こんな素敵な話を、映画を通して知ることができて感謝です❀(*´◡`*)❀
ゆかち

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