このレビューはネタバレを含みます
ギンズバーグ夫妻で趣意書を作っているシーン、その趣意書の言葉に涙が溢れ出した。
ルースが行った事はとても大きな変化をもたらしたが、その前に多くの敗訴した裁判があったから
、そこで闘った多くの人たちがいたから。
ルースの4分間の反論がその事を知らせてくれた。
娘ジェーンが雨の中、絡んできた男たちに、
強く言い返すシーン、それに感動するルースにも
また感動した。
法廷劇では、何故、政府がそのような措置をとるのか、憲法はどうあるのか、判事がルースに問う形で描いているのが、鑑賞する側にも理解し易い作りになっている。
この作品を観て、これがたった50程年前のアメリカだということに驚き(まだまだ過渡期ではあるが)
それとともにやはり日本、そして(ルースと比較するなら)日本の女性と比較せずにはいられない。
例えば現代社会、インターネット上や会話の中では声を上げるのに、行動を起こす人間は少ない印象を受ける。
この作品を鑑賞して、是非ジェンダーを超えて
行動する人が増えると良いと思う。
ルース・“ベイダー”・ギンズバーグって
最高！
