ロキ氏

ビリーブ 未来への大逆転のロキ氏のレビュー・感想・評価

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)
4.0
「世界を変えろなんて言いません。世界は勝手に変わるから。その変わっていくのを受け入れてほしい。」

9割裁判へ至る経緯を描いていて、残り1割で裁判を描いている社会派ドラマ。溜めて溜めて出すパターンの映画ですね。バリバリの法廷バトルを期待してるとイメージと違うかも。

しかし、この至る経緯を淡々としていながらテンポよく見せてくれる。女性への差別を皮肉交じりに交わしてく会話を「こーゆーところよ!」と言わんばかりに見せてくれて男性でも見てて良い気分はしない。

会話してることが頭いいことだから、凡人である私には理解が追いつくま前にポンポン飛び交うが、「なんか凄い事してんな〜カッコいいな〜」なんて思いました。

ヒーロー物の肉体でガシガシやるバトルも良いですが、こういう言葉で勝負する知性バトルもカッコいいと改めて思います。

法廷シーンも派手さはないもも逆に緊張感が伝わって少ないシーンではありますが凄い良かったです。

夫役のアーミーハマーが凄い献身的な優しく頭の良いキャラでギンズバーグ夫人を支えていて、今作の個人的MVPです。

女性差別を扱ってますが、普通に男性にも見ていただきたい作品です。
ロキ氏

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