法律は時代に左右されるもの
男女平等裁判に挑んだルース・ベイダー・ギンズバーグ判事の物語。なんと85歳にして現役の判事さんです。本作は彼女がどのような人生を歩み、男女平等裁判に挑んだかが描かれている。
ルースさんの努力家で真面目な姿が印象的でした。妻であり、母であり、そして弁護士という夢も捨てない。女性弁護士は当時はまだまだ肩身が狭かったみたいだし、ずっと我慢していた。自分も性差別を感じていたからこそ性差別に強い人になったのかな。
ルースさんはアメリカではかなりの有名人で偉大な女性。JFKと言えばジョン・F・ケネディ。ルースさんはRBGとして広く知れ渡っているそう。
法で男女平等と言いつつも全部が全部そうではない。ずっと女性差別はあって
、でもそれを覆らすことは誰にも出来なかった。本作は罪の法律ではなく、大変な思いをしている人の負担を軽くするための法律。控除や支給の穴に切り込む。しかも「男性」差別問題なのだ。
何のため。誰のため。誰かの味方になる法律だったのに。
法律は作ったら終わりじゃないんだ。その時代に適していても時代は変わっていくもの。なら法律も変わらなきゃ。
負けると言われた裁判でルースさんが最後に弁舌したあれが1番の見所で心掴まれた。
本作のほかに[RBG 最強の85才]も5月に公開されるのでそちらも合わせて観てみたい。