いちみる

ジュディ 虹の彼方にのいちみるのネタバレレビュー・内容・結末

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

❤️‍🔥

🌹『オズの魔法使い』からの『ジュディ 虹の彼方に』。
🌹赤くキラキラ輝くJUDY(タイトル)これはオズの魔法使いのルビーの靴の輝きを表現してるんだろうな。
🌹アルコール依存症、薬漬け、ダイエットからの拒食症、不眠症…少女時代の生活が大人になっても抜けず影響してるの可哀想すぎる。最後ケーキ食べれてたけど、それ以外は本当にコーヒー(飲み物)、お酒、薬、煙草しか口にしてない。
🌹幼い頃はメイヤーからセクハラ、パワハラを受けたり、覚醒剤を使用し働かされ、覚醒剤で眠くなくなると今度は睡眠薬。ダイエットのため減量剤まで飲んで…子供って寝たい、食べたい、遊びたいを追求しまくるものなのに、それら全てを奪われた少女時代、悲惨すぎる。ドロシーずっと目がキラキラしてるのは覚醒剤を使用していたからハイになってるって情報を見て子供の頃の夢が壊れちゃった。ジュディの悲しい生活、出来事の方が印象強すぎて…次、オズの魔法使いを観ても覚醒剤とかのことよぎって悲しい気持ちになりそう。
🌹リハーサルなしで本番挑めちゃうジュディ凄い。生まれながらの才能だね。たまにケチつけたり、絡んだりで気難しい人って思う瞬間もあるけど…。
🌹同性愛者の男性カップル、ジュディにとってとても大切な存在(ファン)だね。自分達の幸せそうな写真の中にジュディの写真。2人ともすごくジュディが好きなんだね。昔からジュディのファンで、今でもショーを鑑賞しに来てくれる。今でも活動を求めてる人いるんだって知れたね。
🌹夫5人目はすごい。愛されることを求めてたんだろうね。
🌹ロンドン公演で歌う曲、毎回その時のジュディの心情や状況に合った曲だった。
🌹"虹の彼方に(Over the Rainbow)"歌うシーンすごく感動した。ジュディ自身、今後の人生どうなるか分からないけど希望を抱いてコツコツと人生の道を歩みたいという気持ちから歌ったんだろうな。最後まで歌えなくなったジュディをフォローした客。ジュディが「まだ信じてるの。客との間に生まれる愛を。」と言っていたことを思い出した。
🌹"心はどれだけ愛したかではなく、どれだけ愛されたかが大切だ"素敵な言葉。オズの魔法使いの大魔法使いがブリキ男に告げた言葉だ。
🌹子供達は父親との生活を選び、親権は父親に与えられたけど子供達はジュディを愛していた。そしてジュディはファン、そして世界中の多くの人に愛され続ける素敵な人物となった。
🌹長い間、客や仕事仲間の満足度を伺いプレッシャーと闘ってきたジュディ。少女時代は私生活含め色々なことに制限があり自由がなかった。それが大人になっても抜けず、影響がありボロボロになる身体。最後のロンドンでの公演後、愛する子供を残して亡くなってしまう。本当に劇場で生まれ、劇場で生涯の幕を閉じた人物。ジュディの人生、不幸が多く、とても不憫で可哀想だった。
🌹47歳の若さで亡くなったジュディ。逝去半年前のロンドンでの公演で最後に火が付き、彼女は全てを出し切って観客、ファンへの愛を伝え燃え尽きたんだろうな。最後のジュディの一言「私を忘れないでね。約束よ。」ファンの心にも火が付き、今も忘れず燃え続けてると思う。オズの魔法使いの主人公ドロシーを演じ、虹の彼方にを歌ったジュディ。出演した作品、歌った曲含め私は彼女を忘れない。
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