日本に於いても幼少期から芸能界で育ち、愛着障害に苦悩しながら薬に溺れていく役者が後を絶たない。ジュディも晩年は親権争いが付きまとっていたようだが、アメリカでは50年も前の話。いまだに親権争いで子供の奪い合いや紛争で親子を分断している日本は欧米より50年遅れている。ジュディが最後まで心が満たされ無かったのは両親からたっぷりの愛情を受けなかった事にある。どれだけ人を愛するかではなく、どれだけ人に愛されるかで心の大きさは決まる、と言うオズの魔法使の一説を身を以て伝えている事に日本の司法も早く気付いて欲しい。ジュディの物語では当然あるが、子供の愛される権利の重要性を改めて感じた。最後のシーンは分っちゃいるけど音楽の力は凄いなと。
