たく

ジュディ 虹の彼方にのたくのレビュー・感想・評価

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)
3.7
なんたってレネー(昔はレニーだったような‥)・ゼルウィガーの痛々しさに尽きる。彼女といえば長らくこれといった出演作がなく、「別人みたく顔が変わった」みたいなネット記事で目にするぐらいで、もう終わっちゃった人なのかなーと思ってたところに起死回生の一作になったね。

歌を全て吹き替え無しで歌ってて、迫力には乏しいものの、薬漬けの生活による満身創痍の感じがかえってリアルだった。
ドロシー役で当たりを取った若い頃がところどころ出てきて、ステップを覚えるのに苦労するシーンにこれでよく「イースター・パレード」でフレッド・アステアと共演できたなーって感心した。

ロンドン公演の若い女性マネージャーの表情が乏しくて感情が分かりづらく、そういえばレネー・ゼルウィガーも「ザ・エージェント」て出てきた時に感情の分かりにくい演技する人だなーって思ったのを微かに思い出す。
ゲイカップルのエピソードが全編のオアシスになってたのと、娘のライザ・ミネリがちょっとだけ登場したのが印象的。
映画としては普通だったかなー。
たく

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