ここにーる

ジュディ 虹の彼方にのここにーるのレビュー・感想・評価

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)
4.0
日高屋直行して餃子とメンマつつきながら安ビールあおってるオッサンなんかに何が分かる?ってもんだろうけど、『シンデレラマン』の妻役で痺れさせてくれたレネー・ゼルウィガーがそれこそレネーの気配を排し一人朽ち果てていく女優役を全身で演じているのだ、これが泣かずにいられようか。〈スタア誕生〉あたりの中間キャリアの表現がなく、子供との描写が薄っぺらいのが少し残念だったが、レネーのオスカー最高賞受賞に祝杯をあげるのと同時に、この映画でようやく"魔法"から解かれた感のある故ジュディ・ガーランドの分もビールを一杯おかわりしたのは言うまでもない。いま、ややほろ酔いで心は虹の彼方に…