私はジュディ・ガーランドが大好きで、彼女の生涯についてもある程度の知識はありました。なので彼女が薬物付けになってしまったことや、セクハラ、パワハラなどの被害を受けていたということに対し「この時代に生まれていなかったら…」と思っていました。当時の映画の被害者ともいえる彼女ですが、この映画、製作者が「彼女を被害者にはしたくなかった」とおっしゃっていて、その気持ちがよく伝わる映画でした。そういう面を美化するわけではないけれど、彼女の人生にもあったたくさんの光。それが描かれていたのがジュディ・ガーランドファンとしてとても嬉しかったです。