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私は、マリア・カラスのkumiのレビュー・感想・評価

私は、マリア・カラス(2017年製作の映画)
3.7
華やかで才能に恵まれた歌姫の印象があった
マリア・カラス(苗字は父が改名)の人生は、
最初は彼女が望んでいたものではなかった。

母のため、親の一存で決まったレールだったが
徐々に自身の望みと一体になっていく。

そこまでの努力、道のりは平坦ではなく
いわれのない悪評によりキャリアを貶められていく。


ギリシャの大富豪アリストテレス・オナシスとの
恋愛を考えると、歌が人生ではあったけれど
それにより最も欲しかったものが手に入らなかった
後悔などまざまざと浮き彫りになっていた。

ピアフやダリダでも同じく感じたけれど、
本当の愛の前では強がってはいけない。


ナレーションは『永遠のマリア・カラス』で
カラスを演じたファニー・アルダン。良い選択。
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