イップ・マン継承のラスボスとして登場し、イップ・マンと詠春拳の正当後継者の座をかけて争った、チョン・ティンチを主人公にしたスピンオフ作品
正直イップ・マンシリーズを完走した後だと、どうしても全体のストーリーがちょっと安っぽく感じてしまい、デイヴ・バウティスタやミシェル・ヨー、トニー・ジャーなど錚々たるメンツを揃えた割には、それぞれの活躍がな～……
特にトニー・ジャーは序盤とラストの数分しか出番が無いし、デイヴ・バウティスタに至ってはラスボスなのにやられ方があまりにも雑…
まぁ一度は詠春拳を捨てた漢が、愛する息子や自分を”家族”と思ってくれる人達のために立ち上がり、腐敗しきった警察や裏社会の闇に挑むというマンガ的王道ストーリーは単純明快で分かりやすかったし
アクションシーンに関しては一切の文句無し!
というか本編よりアクションの量が多めなのは良かった
特にチョン・ティンチVSトニー・ジャー扮する謎の刺客との一戦はお互いの全力を尽くしての激闘っぷりだし
ミシェル・ヨーの華麗なる剣戟やカンフーアクション
デイヴ・バウティスタの重みのあるパンチや豪快過ぎる投げ技の数々に大興奮の連続
クライマックスで、英雄としてではなく息子が憧れる正義のヒーローになるために一度は捨てた詠春拳を使うチョン・ティンチの勇姿とラストの親子揃って木人頭を打つラストはGood!
