さいとぅおんぶりー

LETO -レト-のさいとぅおんぶりーのレビュー・感想・評価

LETO -レト-(2018年製作の映画)
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80年代ソ連に実在したバンドをモチーフにしたミュージカル映画。
イギーポップやトーキングヘッズの挿入歌などが手書きのフォントを差し込みながら進行し、MVを観るような演出が印象的。時折り観客に対して語りかけてくる謎の男はセレブンニコフ監督の代弁者なのだろうか。

政府主導の音楽クラブで西側の反骨精神でもあるロックライブを観るのが面白かった、観客はプラカード禁止、横揺れも禁止、じっと椅子に座って大人しくロックを聴くのは余りにもシュール過ぎる。ただ現実と虚構を反復するスタイルが今作では綺麗に纏まりすぎていた様に感じた。個人的にはインフル病みの時くらいぶっ飛んだ説話構造が観たかったが、自伝も入ると難しかったのだろうか。ロシアってラフマニノフなどクラシックが有名だけど、現代はテクノとかも良いアーティスト多いんだよなぁ。
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    さいとぅおんぶりー

    さいとぅおんぶりー

    色々観ます。