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幸福なラザロのKのレビュー・感想・評価

幸福なラザロ(2018年製作の映画)
3.5
デコピン。不穏な風の音。雪のように舞う籾殻。時代を読む手がかりとなる電話。タイムスリップものを見ているような感覚。奇跡へと導く犬。電球で過去と現在を切り替える描写。音楽が去るという表現。狼。視聴後に「金持ちとラザロ」を含めてラザロに関する情報をいくつか読んだ。そこと照らし合わせてこの作品を読み解けば、いくらでも考察や深読みのできそうな内容。監督は実際にあった出来事から着想を得ているらしい。個人的には幸福な王子と近いものを感じた。タイトルはその意図も含んでいる予感。ラザロの目がとても綺麗だった。
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