ガチ傑作。聖白痴版の『ベルリン・天使の詩』。蔓延る搾取と差別、偏見をラザロという無垢なフィルターを通すことによって、単なるリアリティ以上の深い情感と痛いほどの閉塞感を観客に与えていると思う。
もし…
無垢(イノセンス)の本質には、いっさいの時間を生きないことが宿ることを、端的に描いた作品だったように思う。時間を生きるということは、様々な人間的な感情に生きることであり、成長であれ退廃であれ、何かし…
>>続きを読む無垢な表情通り越して、善人過ぎてぶっ飛んでるのか、それとも……と思えるラザロフェイスの演技力よ!
キリスト教に疎いため、観ている間はさほど面白く感じられなかった。
ラザロについての情報だけでも頭に…
20世紀後半、世界から隔絶されたイタリアの小さな村で、小作人制度の崩壊を知らずに過ごしてきた優しい青年ラザロの物語。イタリアで実際に起きた詐欺事件に、聖書の『ラザロの復活』を重ね合わせたような寓話と…
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