幸福なラザロの作品情報・感想・評価・動画配信

「幸福なラザロ」に投稿された感想・評価

凡凡坊

凡凡坊の感想・評価

4.3
とてもいい映画だった。なんとなく宮沢賢治を連想した。

ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

牧歌的で素晴らしい出来の前半パートと比べて、後半は少し力尽きてる様に感じた。現代社会批判の部分はもう少し上手く描けることができるんじゃないかとも思う。キャラがフラットすぎる。特に、銀行のエンドはやりすぎなんじゃないかな。
orangeloop

orangeloopの感想・評価

3.9
木の下で涙を流すピュアなラザロ

ラザロには善悪が何なのか
考えていない
人を裁くこともしない
だから見る側がそれが善と悪なのかを
余計に強く意識することになる

ラザロの持つ普遍の愛情
その現れとして
真理を告げるのがまるで
生きる義務のような眼差しが
人々を驚かせ戸惑わせる

諸刃の剣となって
人の心に突き刺さる

狼のモチーフが好き
言葉を持たないメッセンジャー
品格のようなものを感じました
BWV988

BWV988の感想・評価

5.0
無垢であることの美しさと残酷さ。
束縛と自由の良し悪しを簡単には決めつけることはできない。
ラストシーンには『聖なる酔っぱらいの伝説』と同じ安らぎを感じた。
997

997の感想・評価

4.0
ラザロ役の人、聖人に見えすぎる。ずっとこの世に放り込まれたイエスみたいだなと思って観てた。私にもっと元ネタに知識があれば、より楽しめたのかも。

なんかもう全然救いがないのに、途中の教会の音楽だとか、ラザロの澄んだ瞳が穏やかにさせてくれる。いい映画。
kazmi

kazmiの感想・評価

4.0
ラザロは人が失ったもの
ラザロはそこにずっとあるもの

そんなことばが浮かんできた

不思議展開にキョトン…
でも何でも起こり得そうな…ラザロのクリクリの瞳見てると…
EXIT

EXITの感想・評価

-
こういう暮らしぶりを見ていると毎日満員電車に乗ってるのがあほらしくなったりもする
まっさらな状態で観たので、最初ラザロは必達障害なのかと思ったがなるほどそういうことなのか。
前半部と後半部でガラリと物語は変わるが、その間に挿入される美しくて明瞭な風景映像はラザロの見る視界なのか、狼の見る視界なのか、はたまたその両方なのか、それ以外なのか。
やはりカンヌが讃える作品はこうであって欲しい。さあさあ、今年のカンヌはどうなって行くのでしょうか。
前半部分ではイタリアの田舎の風景というか 太陽の光、空の色、木々の揺れ等を感じる事が出来る。 そんな場所で村人たちの為に見返りを求めず働くラザロが描かれる。 ラザロの曇りのない瞳が印象的。

後半部分は復活したラザロが都会で社会の影の部分を見る事になり心を痛める。 特にラストの人々の行動は現代社会を表しているようで怖いが 教会の音楽がラザロについてくるときに流す涙の場面がとても良かった。

イタリア人と狼の関係、聖人ラザロ、信仰心等の事が 予備知識としてあると、更に感慨深い映画だったと思う。
しょ

しょの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

完璧です。今年No. 1だと思う。

ラザロ。圧倒的善を前にした時の無。虚無。
ラザロ、すごく受け入れる人だった。拒むことは一度もなかった。
タンクレディにランチを誘われたけど、拒まれた時、はじめて涙した。その涙は拒まれたことへの涙ではない。彼の現在の生活を憂いての涙だった。
これだけ優しい心を持つ人がいるだろうか。
彼は最後、全ての罪を受け入れて、死ぬ。
オオカミから命の息吹を受け継ぎ、最後、犬の形をしたオオカミに命は受け継がれていった。
最後殴ってた人たちこそ、オオカミに見えた。

〈メモ〉
・オオカミ、多重の意味を持つ。村人を村に閉じ込める役割もあるし、とはいえ命を吹き込む神でもある。
・聖人とは?自分より他人を優先すること。僕は与える人なのかなとも思う。イタリア映画には必ず聖人が出てくる。
・資本主義を批判。封建制→現在の資本主義への移行。そこにとどまらない、別の価値を見出している。
mashiro

mashiroの感想・評価

4.2
欲や穢れは使わなくとも知らねばならない
悪には悪をで良いので、善には善をであってくれ世界
鈍く生きることは決して悪くなく、感情は浪費すべきで無いということの裏返しです、よく心に留めておけ私
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