Junpei

幸福なラザロのJunpeiのレビュー・感想・評価

幸福なラザロ(2018年製作の映画)
4.7
この映画を観終わってまず抱いた感想は「正直者が馬鹿を見る」。ラザロは稀有なぐらい純粋で正直者で善人である。人の悪口を言わず、欲も無い人物は発達障がい、知恵遅れとも見られ、蔑まれてしまう。悲しい事に何処にでも起こり得る現実だ。そしてラザロという名、数々の困難、復活と聖ラザロの事を指しているのだが、キリスト教圏の人々はピンとくるのだろう。リアリズムとファンタジズムの交錯した映画であった。またキリスト教をもう少し勉強してから観たい。
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