Pandano

幸福なラザロのPandanoのレビュー・感想・評価

幸福なラザロ(2018年製作の映画)
3.9
ラザロは純粋無垢で善人。
美しいイタリアの田舎で小作人のようにして暮らしている人々は、貧しくも地に根の張った暮らしをしていた。
動物も植物もラザロも美しい。

しかし、訳あって都会に移されると、スラムのような場所で詐欺と盗みで食いつながざるを得ない毎日。
そこへ再び現れるラザロ、彼には教会の音楽がついていくほどの善の心があることに、銀行に強盗に来たのでは?と恐怖を感じた人々には感じることができない。

日本も一昔前までは性善説によって社会の基盤が成り立っていたはず。
詐欺や犯罪を抑止するために手放したのだろうか。

狼は狂言回しの役割だと思うけれど、狼にした理由があるのかな・・・?
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