神話版浦島太郎。
キャラクターを描くというよりも、イソップ物語の様な寓話性が強かった。
そのため、様々な出来事に教訓めいたものが落ちているように感じてしまう。
ギブアンドテイクの人間関係の中では、貧しい者(心が貧しい者も同様)は与えられることしか出来ないという事や、いつの時代も悪魔は形を変えて存在しているという事など。
ラザロの人間性は周囲や作中の描き方によって神格化されているが、キャラクター自身はただ考える事をやめていて、最初から最後まで流される。
色々あったけどチワワがあんなに長生きしていることが1番の奇跡。