アイスカイウォーカー

ブラック・クランズマンのアイスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
3.6
思ってたより全然ポップなものでなくて、面喰らったけど、考えさせられる教材的な一本やった。

最近は人種差別を考える機会のある作品が多いと感じてて、やっぱり風刺なんやろうなぁ。
日本にいるから人種差別を感じる機会もそんなになくて、どこか他人事のように思えてしまうし、知ろうとしないと知ることもなくて。
そんなわたしたちが世界を大きく変える力はないけど、まずは知ることから、じゃないかなぁと。

こういう映画で、きっかけをもらって、知っていく。そこから調べて学ぶ。(ここに繋がると最高やねんけど)
そういう歴史が今もなお続いてるってこと(ラストのシーンなんてドキュメントやった)を、知ることが大切。

知って各々が考えてみる。
これが唯一できること、かな。

そして、その各々が身近なコミュニティで人種だけでなく、「差別」に対しての否定を表現できれば、小さな箇所でだけやけど、でもその小さな箇所からはじめること、変えることは、できるんちゃうかなぁと非力の微力ながら感じてる。


アメリカ国旗がモノクロで逆さまになるのは、なんともメッセージ性があって印象的やった。
アメリカでこれを上映できることが凄い。