このレビューはネタバレを含みます
20200719
「人種差別」と「アメリカ」のリアルな部分は日本で暮らしている限り獲得出来ないんだなって改めて突きつけられた気がした。
ノンフィクション小説の映画化で、わりと忠実っぽい?んだけど、かなりエンターテインメントとして楽しめる仕上がり。
潜入捜査のスリルも良かったし、同僚たちとのやり取りは笑えた。たくさん流れるブラックミュージックも楽しい。
2回目以降の電話は引き継げばいい気がしたけど。
本編の後に、現代のアメリカで起きた(ている)白人至上主義に関わる割とショッキングな映像が幾つか挿入されるんだけど、本編で「狂ってんなー」と思いながら観ていたような人達が、現実世界にうじゃうじゃ居るってことを思い知らされました。
本編と明らかに分断されちゃってる構造はあんまり好きじゃないけど、この場合は確実に成功してた、気がする。