このレビューはネタバレを含みます
我が子にいつか見てほしい映画ってのはいくつかあるんやけども、これもその1つ。
ゼインの
『大人達に伝えたい。世話できないなら、子どもを産むな。』
の言葉は重過ぎる。
彼が、救援物資で何が必要か問われた時、自分も食べるものがないにも関わらず、自分が世話するしかない赤の他人の赤ちゃんのために、
要るものは色々あるけど、特にミルクとオムツ。
と言う。
無理矢理嫁がされた11歳の妹が孕まされて、それが原因で亡くなったと知ったとき、妹のために怒る。
自分の大切な人を大切にできる彼は、大人よりも大人で、彼を子供でいさせてあげられなかった世界が彼に『地獄だ』と言われてもしょうがない。
どうか彼に希望がありますように。