このレビューはネタバレを含みます
ずしんと胸に響く作品だった。
女性であること、母であること、は恐らく多くの女性の自己認識であり、経験することだろう。
そこに続く、戦う事、生き抜くこと。
そしてここではこれが最大の死守すべきこととなる。
こんな過酷な事を強いられてはいけないはずなのに。
性別に関わらず、どんな人々も。
ラスト、銃を持った少年に動揺するババールは、母性や恐怖が入り混じったような複雑な表情で見てる方も緊張した。
映画的にも、ハラハラもあり、悲惨な描写も直接的ではないながらも描かれていて、感動を狙うでもなく問題提起する、女性メインでありながらも老若男女に見てほしい作品でした。