シネフィルFUKUHARA

バハールの涙のシネフィルFUKUHARAのレビュー・感想・評価

バハールの涙(2018年製作の映画)
4.1
2014年8月3日
イラク クルド人自治区
少数民族ヤズディ教徒が住むシンジャル山岳地帯をIS(イスラミック・ステート)が襲い
逃げ遅れた住民を殺害・拉致
ヤズディ教徒 自治政府軍 クルド人武装勢力は
次第に抵抗部隊を組織し始めた

その悲劇から数カ月後、バハールはクルド人女性武装部隊「太陽の女たち」のリーダーとして戦いの最前線いた
元ISの奴隷でゴルティンの生き残りだった女性だ

同年11月に片目のフランス人女性ジャーナリストのマチルドがその最前線に向かった

命がけで取材をするマチルドと死を恐れないバハールたちの物語を映し出していく

『灼熱の魂』(2010)、『プライベート・ウォー』(2018)を思い出す

※原題の『Les Filles du Soleil』(太陽の女たち)は戦闘部隊の名前
※眼帯のマチルドは実在のメリー・コルヴィンやマーサ・ゲルホーンをモデルにしている