そーる

REVENGE リベンジのそーるのネタバレレビュー・内容・結末

REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

アマゾンプライムにて鑑賞。

これはなんだか新しいジャンルの作品に出会った気がします。
男に強姦され、不倫相手に殺されかけた女の復讐劇。

ざっくりといえばよくたりそうなんですが、
この手のようなバイオレンス作品で女性が主人公の映画って今までそんなに見たことがなかったので新鮮でした。

だいたいこう言う場合は男性が主人公で、(しかも妻子を殺されたり犯されたりする)1人残らず犯人たちを消していくようなのが多いと思います。
それの女性版ですね。

なので内容はもちろんツッコミどころ満載ですし、たいして深くもないです。

しかし本作の良きところは別にあります。
それは圧倒的に構図の作り方がデザインされていると言う点です。
引きの画(しかも定点で長回し)をこの監督は多用してますが、それが良いんですよね。
コンドミニアムの水色とピンクの窓が印象的に映ったり、荒野(砂漠)の途方もなく広い感じが表現されてたり。
しかしそれと明らか意図的に対をなすかのような、手持ちで寄りのワンカット。
特にラスト、不倫相手の男のシャワーシーンから部屋を警戒して見まわるところは緊迫感が溢れてます。
また合間合間に挟む虫や生物のシーンがとても効果的でした。
幻覚による悪夢を見るシーンではうじ虫や何かの幼虫などがフラッシュ的に映し出されて見ているこっちまで伝染してきます。
すごく良い演出でした。

そしてバイオレンス度合いはすごいですね。
足の裏のガラスを抜くシーンは痛々しすぎます。
脚本的に意図しているか?と思うほどレイプ犯役の男は痛い目に遭います。
それでもラストはヘッドショットで一撃です。笑


最後に、絶対突っ込んではいけないんでしょうけど主人公のガンスキルが何故こうも高いのか。そしてどう考えても最初の時点で普通死んでるでしょ、、というレベルの怪我なのにしぶとい。笑
そーる

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