JuNA

アップグレードのJuNAのネタバレレビュー・内容・結末

アップグレード(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

近未来自動運転中の車の暴走により事故にあい、そのタイミングで襲撃され妻を殺され主人公も四肢不随になる

ステムという最先端の機械を体に埋め込むことで自由を取り戻した彼が妻を殺した犯人を捜すというのが表向けのストーリー

結論からいうと機械の反逆というSFの在り来たりなコンセプトの一種だが最終的に伏線を一気に回収するどんでん返しを行うことで在り来たりな設定を最後まで楽しませることが出来ている

ステムの製作者であるエロンの一見挙動不審者に見える演技が1周目を見終えた後に2周目などで改めて見てみると演技の意図がわかり面白い
また最初の事故の状況と結末へ向かうステムの行動を注意深く見ていると様々なヒントが散りばめられていることもわかる

エロンがステムが話したことに驚くシーンが2度あるが最初からヴェッセル社は支配されており「彼女の望みを聞けと」はっきりステムがエロンに声で指示を出している場面がある
1度目はしらを切っているようにも見えるがラストの2度目はどこからか声が聞こえたことに驚いているだけなのか?
少し腑に落ちない

終わり方は物足りないという気持ちもあるが在り来たりな設定をこの時間内で最後まで楽しませる為には仕方無いのかも知れない

期待していた以上に楽しませてもらった
視聴の注意点として人体の切断面がはっきり映る描写がそれなりの頻度であるので苦手な人は気を付けて
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